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ネタバレ『君の膵臓をたべたい』映画の感想|男女の目線で感想が違う気がする

time 2017/08/11

どうも、彰です。
映画「君の膵臓をたべたい」を観たのでレビューしますね。
余命僅かな人が、人生の終着点が近いことを知り、人生を楽しもうと頑張る物語でした。

映画、泣けます。
出演者が泣くタイミングを逃すと、あとはタイミングが無いのでご注意。
2回、あります。

僕は男性、原作者も男性で住野よるってペンネームです。
男性目線の考え方は、ほぼ同じだろうと思います。
女性目線で考えてみると、少し解釈が違います。

まぁ、一つの考え方なんですけどね。
僕の考え方で、どんな風に違うのかというと。。。

これ以降はネタバレを含むので、見たくない人はここで引き返してくださいね。

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感想の違いー総論ー

女性目線

私だったら、最期にこんな風にできるかなぁ。

男性目線

羨ましくもあるけど、実際にあったら怖くない?
桜良があんな可愛い子だと、その後に桜良を超える子と出会うことなんて滅多にない。
一生、引きずるな。

実際、映画の中では志賀くんは、桜良の死後、恋愛をしているような感覚を受けなかった。
おそらく、引きずってるね。

映画版のあらすじを振り返ってみよう。

映画のあらすじ

現在

高校教師となった志賀君。
母校で教師として勤務。
引き出しには辞表を用意している。

図書館建て替えに際し、蔵書の整理担当に任命される。
生徒と蔵書を整理しながら、そう言えば、昔に図書委員をしていたときに迷惑な奴がいたなぁ。
と、昔を回想する…

回想

高校のクラスで、いちばん地味ですすんで交友を持とうとしない読書好きの男子=志賀君が、病院である手記「共病文庫」を拾う。
すぐに取り返しに来たのが、持ち主。
クラスで人気者の山内桜良だった。

中身を見てしまった志賀君、桜良が膵臓の病気を患っているのを知ってしまった。
志賀君の動揺が無かったので、桜良はちょっと前から気になる存在でもあったことからズンズンと近づいていく。
志賀君と同じ図書委員になって、蔵書整理をわざとごっちゃにして「宝探し」としたり。

デートに誘ったり、泊まりがけの福岡旅行に行ったり。
桜良の親友、恭子はとても心配性なので、桜良から病気のことは告げられていない。
恭子はなんで、志賀君と急に? と心配していた。

クラスの中に恭子推薦で付き合ったけど別れた前彼が居たり、その前彼が志賀君にすることがチキンすぎたり。
志賀君に協力してくれるガム君が現れたり。

志賀君の心は桜良に傾倒し、深まり合う。
平行して桜良の病状も進行、膵臓数値が悪くなり、検査入院へ。

この頃には、桜良の心の動揺もすぐに感じ取れるようになっていた志賀君。
彼女の病室に飛び込んだり、余命僅かな桜良の心を支える行動をするほど、のめり込む。
そして、桜良は余命が少ないからとしての最後の退院。

志賀君と北海道旅行に行く予定だったが、待ち合わせの時間を過ぎても姿を出せない。
桜良は通り魔に襲われ、死んでいた。

回想終わり、現在へ

あれから12年。
恭子とは音沙汰無いままの志賀君。

回想で思い出して、蔵書から桜良の書いた手紙を探し出した。
中には志賀君への手紙と恭子への手紙が。

ちょうどその日は恭子とガム君との結婚式。
恭子から招待状が来たが、志賀君は返事を出せないままだった。
恭子へこの手紙を伝えなきゃ。

志賀君、桜良とのことを思い出して、考えが初心に戻り、退職願を破いた。

結婚式場で化粧と着付けが終わったところへ、ガム君と合流し入っていく志賀君。
桜良からの手紙を渡され、読み、恭子は泣く。

志賀君は恭子に12年、音沙汰無しだったのを詫びて、こう言った。
「友だちになってください」

(補足)
膵臓の病気は緩やかに進行するけど、治ることは無いと物語中では説明されています。
今は処置が早ければ、対応も可能な時代になっています。
お酒の飲み過ぎで膵炎を起こす中年男性が多いので、若い女子がなるのは珍しいけどね。

大幅に端折っても、これぐらい大事なポイントがあちこちに散らばっている映画でした。

映画版では、現在の部分が付け足されています。
小説版は、桜良の死後、志賀くんは恭子と徐々に仲良くなっていきます。
そして、物語は高校で終わります。

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作者の意図

これは恋愛物語じゃなくて、青春物語としています。
うん、確かに青春です。
告るタイミングがいくつもあるのに、告らないあたりが奥ゆかしいというか、ウズウズするw

名前で呼ばずに、「キミ」と呼ぶのとか、
恋愛未経験者らしい照れ隠しの塊的な志賀くんらしい感じがします。

泣けるポイント

桜良役の演技のうまさ

主人公になりきって、少し大げさ目の演技をしているのが活き活きとしているんよ。
それが、病気のことを知っている観客には余計に心に響いてしまう。

例えば、親が留守の自宅で、志賀くんとハグして、志賀くんがパニックになるとかw
桜良が意地悪いけど、悪ノリしてしまったって感じ。
志賀くんの頭の中には、からかわれたのかも、好きかも、そこに桜良の余命ってミッションが乗るので、複雑な感情になったなとか、観客はいろいろ感じたと思います。

その辺を感じさせる桜良役の演技の良さ、素晴らしかったです。
志賀くん役も、良く出来ました☆

短絡的に生死に結び付けない脚本&演出

すぐに生死に結びつける短絡的な展開じゃなかったことが余計に泣けます。
青春そのものって行動の数々は、病気のことを忘れてしまいます。

初デートの時の桜良のおしゃれ着なんて、めっちゃ気合い入ってて可愛かったです。

個人的な話だけど、僕の初デートの時に彼女にオシャレすぎる格好はやめてと言ったら、めっちゃ考えたんだからと言われたのを思い出しました。
結局、こんな可愛いのあり? って格好で来られたんですけどねw
青春の思い出です♩

話を戻します。
デートなどの行動の後に、病気が少しずつ桜良を蝕んで行きます。
志賀くんに強がった電話をするところなんて、普段の青春と対照で、泣けました。

幸せそうな2人を見守りたいと思っていた観客は、やっぱり、病気は進行してるんだって感じます。

女性目線と男性目線

女性目線で見ると

女性目線で見ると、この物語の桜良の行動には共感する人が多いのでは無いかなと思います。
ターゲットになってしまった志賀君には悪いけど、志賀君が次の恋愛に進めないぐらいの影響力を残した、桜良ってすごいと思います。
実際、映画の中では12年も志賀君を鷲掴みだもんね。

じゃあ、見てる観客は自分の余命が僅かだとしたら、桜良みたいな行動が出来るのか?
出来ないですね。
そこまでの勇気は無い。

映画を見て、疑似体験をしているのかも知れないですね。

男性目線で見ると

12年後の志賀くんが、愛情を込めてわざと皮肉って「迷惑なヤツ」って言ってます。
確かに迷惑ですよね。
桜良以上の女性なんて滅多にいない。

男って不思議なもんで、恋愛に関してはリセットできないんです。
母親より&前の彼女より、どこかの面で優れている人を次の彼女にしたいと思っています。
必ず上昇志向がつきまといます。

全然違う、別の人って1から女性を評価して見るって出来る人は少ないんじゃ無いかな?

母親が美人だと、それ以上の女性が滅多に現れないから、イケメンがずっと彼女無しってこともよくある話です。

僅か4カ月の、彼女でも無い仲良しの関係で、桜良は志賀くんの12年もの恋愛を一人勝ちで持って行ってしまいました。

志賀くんは女性対してのチキンぶりも成長せず、映画の中では恭子を放置も12年続くという、内気な大人を育ててしまっています。

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この映画の○と×

○なところ

・俳優陣のキャスティング
・演技の上手さ
特に桜良役(浜辺美波)は抜群でした。
他に現在の志賀くん(小栗旬)も上手かった。

×なところ

・原作にも共通するのだが、病人のブラックジョークって笑えない
・桜良が死んでからの、彼女の家での志賀くんの大泣きは、ちょっと激しすぎないか?
・現在のストーリーが付け足しっぽくて蛇足

まとめ

『世界の中心で愛をさけぶ』って物語がありましたが、よく似ています。
あれは純愛物語だけど、『君の膵臓をたべたい』は青春物語です。

学生時代に、大好きな人が死んでしまうことを経験した人は少ないんじゃないかな?

彼女を亡くしてしまう場合、男性の立場で物を考えると
次の恋愛になかなか進めないかも。
映画の中の桜良みたいな魅力的な女性だと、余計です。

女性の立場で考えると、桜良みたいになりたいんじゃ無いかな?
でも、自分が死んでから、彼が次の恋愛に進めないのは荷が重たすぎる。
次の恋愛に進んでもらって、最終的に私がいちばん良かったって言われたいってのが本音だと思います。

男性は開拓精神、女性は保守的なところが本能的にあるからね。

感動する物語だけど、感じるポイントは違うんだよなぁというのが僕の感想でした。

では、またブログを書きますね!

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